平成27年度の取り組み
高専女子フォーラムin関西
平成27年12月23日(祝)に大阪府立大学I-siteなんばにおいて、近畿地区7高専が主催(代表幹事校:明石高専)して開催されました。
本校からは女子学生24名、教職員12名が参加し、全体で414名の参加がありました。(内訳:高専・教育関係者85名、企業174名、中学生・保護者等59名)フォーラムの前半は女子中学生・保護者を対象に、後半は企業関係者を対象に、高専女子学生による41件のポスター発表が行われました。その後、企業関係者から自社の女性技術者の活躍や男女共同参画に対する取り組みの紹介など61件の発表がありました。 参加した女子学生には学校だけでは得られない貴重な体験となり、いきいきと発表している姿が印象的でした。 今年度で4回目となる“高専女子フォーラムin関西”ですが、年々参加される企業関係者が増えてきており、社会の理系女子に対する関心の高さを知ることができます。今後も継続して開催し、女子学生の進路選択・キャリア形成を支援し、高専女子の実力・魅力を発信していきます。
ポスター発表(中学生対象)の様子
理系ゴコロのススメin梅田
平成27年11月15日(土)に大阪工業大学うめきたナレッジセンターにおいて、一般社団法人電気学会男女共同参画推進委員会主催「理系ゴコロのススメin梅田」が開催されました。このプログラムの「電気学会女子中高生課題研究発表会」において、本校から電子制御工学科3年樟このみさん、粟生小百合さん、有城絢香さんが「複数年度にわたる自律移動型ロボットの設計・製作」について研究発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。1月6日(水)に本校谷口校長から、受賞者3名に表彰状が授与されました。
谷口校長、西田指導教員とともに
研究発表会の様子
学生向けキャリア支援講座の開催
平成28年1月28日、第3学年学生を対象としたキャリア支援講座を開催しました。
講師の香川高専 内田由理子教授は、学生の転職の相談をきっかけに、高専女子卒業生の研究に取り組まれています。『男女共同参画社会に向けて高専女子も男子も知っておきたい働き方』と題して行われた講演会は、高専卒業生の就労継続状況、仕事と家庭の両立、学生時代に必要なこと、キャリアデザインに重要な視点などをお話しいただき大変興味深いものでした。約180名の3年生が聴講し、参加した学生からは、「今後の将来を考える上でとても参考になるお話だった。」等の感想が寄せられました。
第3学年対象の講演会の様子
明石高専・近畿大学高専・鈴鹿高専・奈良高専 女子学生交流会の開催
明石高専・近畿大学高専・鈴鹿高専・奈良高専 女子学生交流会が、平成28年3月16日、明石高専を会場として開催されました。
この交流会は、25年度、26年度に続いて3回目の開催となり、女子中学生に対する広報活動の新規アイデア抽出、女子学生グループの活性化、将来にわたり女性技術者として活躍するためのキャリア教育 を目的とするもので、本校からは女子学生6名、教員2名が参加しました。自己紹介のあとは各校ごとのポスター発表・質疑応答や体験実習が行われ、その後のワークショップでは奈良高専は「女子中学生に向けて広報を実施するための効果的な方法を探る」として発表しました。
平成26年度の取り組み
高専女子フォーラムin関西
平成26年12月23日(祝)に神戸市産業振興センターにおいて、近畿地区7高専が主催して開催されました。
本校からの参加者は女子学生13名、教職員21名で、全体では319名(内訳:高専・教育関係者129名、企業118名、中学生・保護者等72名)の参加者がありました。回を重ねるにつれて女子学生、企業関係者、教育関係者方の参加者数が増えており、 また、高い評価を受けています。 参加学生にとって、ポスター発表やそれまでの活動を通して、自身の成長を実感できる有意義な機会となっています。今後も継続して高専女子フーォラムを開催するとともに、参加学生を支援し、高専女子の実力を社会に発信していきます。
ポスター発表の様子
明石高専・近畿大学高専・奈良高専 女子学生交流会の開催
平成27年2月8日(日)、本校において、明石高専・近大高専・奈良高専女子学生交流会を開催しました。参加者全体で学生19名、教員6名でした。
この交流会は、昨年度に続いて2回目の開催となり、女子中学生に対する広報活動の新規アイデア抽出、女子学生グループの活性化、将来にわたり女性技術者として活躍するためのキャリア教育 を目的としています。
本校の上田悦子教授による「女性技術者の卵たちへのメッセージ」として講演があり、その後、各校での女子学生グループの取組報告、ワークショップ「皆で考えよう。-女子プロを活性化するためには?-」が行われました。
学生向けキャリア支援講座の開催
平成26年9月12日(金)、本校において、高専女子学生向けキャリア形成支援として、講師に高専機構本部男女共同参画推進室女性研究者支援オフィスのキャリアコーディネータをお招きして キャリア支援講座を開催しました。
1)ワークショップ「なぜチーム力.が求められるのか」(低学年向け)
2)ディスカッション「自分をマネジメントする」(高学年向け)
参加者 学生12名
平成25年度の取り組み
高専女子フォーラムでの本校学生の活動
「高専女子フォーラムin関西」に参加した情報工学科4年 上垣鮎香さんが感想を寄せました。
情報工学科4年生 上垣 鮎香さん
今回のフォーラムに参加して、自分がこのプロジェクトでどれだけ成長したかを改めて実感することができました。今回、私は、奈良高専が実施した「高専女子ブランド発信プロジェクト」の目的、活動内容などについてポスター発表しました。中学生・保護者に対しての発表では、私たちが苦労して作った「高専女子百科Jr」という冊子が役に立っていることや、高専に興味を持ってくれる女子中学生が増えていることが分かりました。また、企業の方に対する発表では、高専女子の強み、特長を発見することができました。
フォーラムに参加し始めてから、あっという間に1年半が経ちました。これまでに4回の発表機会をいただきましたが、今回は、他高専の先生、企業の方から「ずいぶんと成長したね!」と言ってもらうことができました。私は、昨年から奈良高専の学生リーダーをさせてもらっています。活動の中でメンバーをまとめる大変さや、モノ造りの楽しさなどを体験し、たくさんの能力を身につけることができました。そのことを発表で伝えることが出来たと思います。
私だけでなく、後輩たちもこの活動を通じて、どんどん成長していることを見ることができました。このフォーラムで、私たちが成長できたのは自分たちの力だけでなく、先生方や、事務補佐員の方々、また、何よりも励まし合えるメンバーがいてくれたからなんだな。と思いました。フォーラムで発表できたことは私にとって大切な宝物です。
明石高専・近畿大学高専・奈良高専 女子学生交流会の開催
明石高専・近畿大学高専・奈良高専 女子学生交流会が、1月26日、近畿大学高専を会場として開催されました。
この交流会は、
1.女子中学生に対する広報活動の新規アイデア抽出
2.女子学生グループの活性化
3.将来にわたり女性技術者として活躍するためのキャリア教育
を目的として開催されたもので、本校から女子学生7名、教員3名が参加しました。
本校の藤田教授による「高専女子ブランド発信事業を通じた女子学生の育成」についての講演の後、各校の女子学生による高専祭や女子フォーラム等での活動報告が行われました。
その後のグループ討論では、女子中学生に向けて高専女子を発信するための取組について活発な議論が交わされました。
学生向けキャリア支援講座の開催
本校の学生及び教職員を対象とした学生向けキャリア講演を、2月6日に開催しました。 講師の香川高専 内田由理子教授は、学生の転職の相談をきっかけに、高専女子卒業生の研究に取り組まれています。「男女共同参画時代を生きるために高専生が今、知っておくべきこと」と題して行われた本講演会は、卒業生のキャリア形成の実例を交えながら、女性技術者として活躍し続けるために学生時代に何をすべきか、また、卒業後の働き方やパートナー選びに至るまで、人生のさまざまなシーンでのアドバイスが込められた内容でした。 参加した学生からは、「女性の目線からの講演で将来のことを考えるきっかけとなった。」等の感想が寄せられました。 本講演会の学生の参加者34名のうち15名が男子学生であり、女子学生だけではなく、男子学生の関心の高さがうかがえました。
内田由理子教授
講座の様子