奈良高専の取り組み

平成26年度の取り組み

女性教員比率向上に向けた取り組み

高専教員職体験(インターンシップ)実施報告

平成26年7月、10月に4名(男性2、女性2)を受け入れました。

インターンシップ生は、それぞれ希望した一般教科、電気工学科、電子制御工学科、物質化学工学科において、実験・実習、課外活動、学寮の見学やミニ講義等を行いました。
また、体験学科の教員との懇談等を通じて、高専教員職の理解を深めました。

「他学科の授業も十分に見学でき、また、学寮やクラブ活動についても丁寧に説明していただき見学できたことは大変良かったです。」「奈良高専全体が以前より理解できたと思います。」等の感想をいただきました。

ミニ講義の様子

校長との懇談

平成26年度の募集要項はこちら

女性研究者研究活動支援事業の利用

< 研究支援員の配置 >

文部科学省科学技術人材育成費補助事業で、2名の女性教員が研究支援員の配置を受けました。この事業は、妊娠、出産、育児、介護のため、研究に十分な時間を確保することが困難な女性教員に対して支援が行われるものです。

就学・就業環境改善の取り組み

就学・就業環境をよりよくするためのランチミーティングの開催 およびヒアリングに基づく環境改善の実施

本校女子学生・女性教職員対象に、就学・就業環境改善のためのヒアリングを目的として実施しました。

 [女性教職員対象] 平成27年2月6日(金)  10名参加
 [女子学生対象]  平成27年2月18日(水) 11名参加

参加者から出された意見を受け、環境改善を行いました。
 ・講義棟の女性トイレの擬音装置の電池交換
 ・図書館2階の男子、女子トイレの透明の窓硝子を磨り硝子に改善
 ・女子学生更衣室の人感センサーを入り口に増設し、入室時に点灯するよう改善

男女共同参画を考える取り組み

奈良高専男女共同参画推進室ホームページの開設

男女共同参画推進室では、ホームページを開設し男女共同参画に関する情報を随時発信します。

平成25年度の取り組み

女性教員比率向上に向けた取り組み

高専教員職体験(インターンシップ)実施報告

平成25年9月2日(月)~ 9月11日(水)の期間中に3日間~5日間の日程で、研究職を希望する3名の女性が高専教員職を体験しました。

インターンシップ生は、それぞれ希望した電子制御工学科、電気工学科、一般教科にて、授業・実験の見学やミニ講義等の実習を行いました。
また、体験学科の教員との懇談や寮見学等を通じて、高専教員職の理解を深めました。

参加者からは、「今回のインターンシップを終えて、高専での教育についても興味を持つことが出来ました。また、同時に研究もできる環境は改めて魅力的であると感じました」等の感想が寄せられました。9月に引き続き、10月にも社会人の女性が高専教員職を体験しました。

ミニ講義の様子

体験学科の教員との懇談

平成25年度 募集要項はこちら

国立高専機構主催 高専教員職説明会への協力

平成25年9月17日(火)学術総合センターにおいて高専教員募集合同説明会が実施されました。
本校からは、男女共同参画推進室副室長の上田悦子 電気制御工学科教授が出席し、高専制度と高専教育の特色や高専が取り組んでいる重点課題、高専教員の教育と研究や学生との関わり方などを具体的に紹介するとともに、参加者からの個別相談にも応じました。

女性研究者研究活動支援事業の利用

< 研究支援員の配置 >

妊娠・出産・育児・介護等のため、研究に十分な時間を確保することが難しい教員がキャリアを中断せず研究活動を続けることを目的として、本校では研究支援員を配置しています。
これは、文部科学省補助事業です。

左:河村絵美さん、右:松村寿枝先生

●研究支援員配置制度を利用している松村寿枝先生より

現在、3人の子どもを育てています。仕事では、経験を重ねるにつれ、授業数や校務が増える一方、年長の子供は小学校に入学し、保育園や学童保育に頼るだけでは子育てが難しくなってきました。以前は出勤から17時頃まで授業の準備に追われることがしばしばでしたが、研究支援員の配置により時間的な余裕が生まれ、手が回らなかったことができるようになり感謝しています。

今、女性の働く環境は少しずつ変わり始めています。支援制度も以前に比べて充実してきたように思いますし、周囲の理解も少しずつ進んでいるように思います。「育メン」という言葉も浸透しつつあり、子育て支援等が以前より話題にとりあげられるようになってきました。結婚して働き続けるには、家事の分担、勤務地(転勤等)の問題、子供の病気のサポート等さまざまな問題に直面することと思います。これから社会に出て働く学生へのアドバイスとして、いろいろな支援や準備があることを知っておくこと、情報をキャッチして心構えをしておくことも大切だと思います。

 

●研究支援員の河村絵美さんより

研究支援員の河村さんは本校の卒業生です。
結婚後退職し、出産から5年を経て高専で学んだことを生かせると支援員に応募しました。

子どもが小さいこともあり、今は勤務時間を短く設定しています。出勤までの時間に余裕があること、また、決まった時間に保育園に迎えに行けることから、子育てをメインに置きながらも支援員の仕事を得て、充実した毎日を送っています。高専のよき先輩として、先生よりも身近な存在として学生の指導をし、よきアドバイザーとなるよう努めています。

これから社会に出て働く学生へのメッセージとしては、学生時代に身に着けた知識や技術を大切にしてほしいと思います。そして、自身のキャリアアップについて、できれば学生時代からでも様々な情報を得ながら考えを進めて、人生を歩みだしてほしいと思います。私も素敵な女性のお手本である松村先生の背中を見ながら、子どもの成長に合わせたキャリアアップができるようにがんばっていきたいと思います。

近畿地区7高専男女共同参画推進協議会の開催

近畿地区国公私立七高専の男女共同参画推進担当者による『近畿地区7高専男女共同参画推進協議会』が、11月29日、大阪ガーデンパレスを会場として開催されました。

この協議会は、近畿地区7高専の男女共同参画推進担当者が、各校の男女共同参画推進の取り組みや問題等の情報を共有し、近畿地区の高専におけるさらなる男女共同参画推進を目指して、国立高専機構の推進モデル校である本校が主催したもので、国立高専機構より岩熊理事および男女共同参画推進室大滝室長補佐を招き、担当者22名の参加がありました。

主催者の挨拶に続き、岩熊理事による国立高専機構の男女共同参画推進室の取り組みについての報告が行われました。その後、各校の担当者から、男女共同参画推進の取組事例や男女共同参画の実情についての報告に続き、ディスカッションでは、各校より寄せられた課題のほか、高専教員職説明会の合同開催、女子学生のキャリア支援事業(高専女子フォーラム)の継続等について活発に意見が交わされました。 また、今後も男女共同参画推進担当者の情報交換を行う等、担当者の連携を強めていくことが確認されました。

就学・就業環境改善の取り組み

就学・就業環境をよりよくするためのランチミーティングの開催 およびヒアリングに基づく環境改善の実施

奈良高専に在籍する全女性を対象に、「就学・就業環境をより快適にしたい女性のためのランチミーティング」を開催しました。開催日を平成26年2月24日~26日の3日間設定し、都合のつく日の参加を呼びかけました。

環境改善のための活発な意見が出されると共に、昨年に続く2回目の開催に、年齢や職種の垣根をこえた交流が深まる有意義な機会となりました。

防犯・安全対策

夜間の校内の明るさを点検し、照度が低いエリアに電柱および人感センサーを取り付けました。

男女共同参画を考える取り組み

ワーク・ライフ・バランス講演会の実施

FD委員会と共催で平成25年12月4日、『職場における仕事と家庭の両立支援について』と題して、ワーク・ライフ・バランス講演会を開催しました。 講師に奈良労働局初の女性局長である荒川あや子氏を迎え、働く女性の相談に乗り問題解決に向けて取り組んだ事例や統計データを用いた国際比較、法制度の紹介、参考となる企業でのワーク・ライフ・バランスを図るための取組状況等の講演が行われました。
なお、講演の模様は、国立高専機構の女性研究者交流支援システムを通じて配信されました。

講師:奈良労働局 荒川あや子氏

講演会の様子

informationボードの継続

男女共同参画推進室では、校内にinformationボードを設置し、男女共同参画に関する情報を随時発信しています。

平成24年度の取り組み

女性教員比率向上に向けた取り組み

高専教員職体験(インターンシップ)の企画

国立高等専門学校機構では、科学技術分野での男女共同参画を進める取り組みの一環として女性教員比率の向上を図るため、特に新規採用教員に占める女性の比率を当面20%以上とすることを目標としています。

高専教員職についての情報発信や、研究職希望の女性の進路としての高専教員職へ興味を持っていただけるよう、ポストドクターの女性、大学院博士課程(修士含む)在学中の女性、博士号を持つ社会人を対象とした女性高専教員職体験インターンシップを企画し、全国の大学、研究機関にポスターおよびチラシを配布し、応募を呼びかけました。

高専教員職説明会を実施

国立高専機構では、女性教員比率向上を図る取組の一つとして、大学が実施する学生に対するキャリアガイダンスに出向き、情報提供を行う取組を実施しています。
本校では、その一環として1月9日に奈良女子大学において「高専教員職説明会」を行いました。

この説明会には、同校上田悦子男女共同参画推進室副室長他、群馬高専の吉田はん准教授、宇部高専の廣原志保准教授が参加し、高専教員は教育だけではなく研究活動も活発であり、研究を続けたい女性にとって魅力ある職業であることが説明されました。参加者からは「高専についての説明会は初めてで仕組みがよくわかり、進路選択の視野が広がった」等の感想が寄せられました。

説明をする上田男女共同参画推進室副室長

女性研究者研究活動支援事業の利用

< 研究支援員の配置>

文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」により、本校女性教員1名に対して研究支援員を配置しました。

この事業は、育児・介護のため、研究に十分な時間を確保することが困難な研究者等に研究支援員を配置し、研究の支援を行うことで、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら継続して研究を行うことができるように支援する制度です。

就学・就業環境改善の取り組み

就学・就業環境をより快適にしたい女性のためのランチミーティングを開催

本校に在籍する全女性を対象に、「修学就業環境をより快適にしたい女性のためのランチミーティング」を2月26日~3月1日の4日間開催しました。女性教職員・女子学生合わせて17名の参加があり、年齢、職種にとらわれない率直な意見が出され、男性教職員、男子学生、保護者や来客も快適に過ごせる環境整備への意見が数多く出されました。

参加者からは「今まで思っていたことをやっと声に出せてよかった」と取組に対する感想もあり、ニーズに基づいた今後の修学就業環境整備への第一歩となるものでした。

今回のミーティングでの意見交換を受けて、今年度は、トイレのペーパーフォルダを棚付のものに変更しました。

様々な意見が出されたランチミーティング

トイレのペーパーフォルダを棚付のものに変更しました

女子学生更衣室の防犯・安全対策を施行しました

暗証番号制のドアに変更し、誰もが快適に過ごせる環境を整備しました。
安心できる更衣室となり、学年を越えた交流も活発になっています。

男女共同参画を考える取り組み

ワーク・ライフ・バランス講演会の開催

3月1日にワーク・ライフ・バランス講演会を開催し、教職員45名が参加しました。

「ワーク・ライフ・バランス入門~肩の荷が少しおりるヒント~」と題し、同志社大学政策学部教授川口章氏を講師に迎え、ワーク・ライフ・バランスの必要性やメリット、他国との比較についての講演の後、グループ討論が行われました。その後、発表されたひとつひとつの意見に対し川口教授からアドバイスがあり、他の参加者の意見を共有でき自身の参考になった、との感想も聞かれ、好反響でした。

講演をする同志社大学川口章教授

informationボードの設置

男女共同参画推進室では、校内にinformationボードを設置し、男女共同参画に関する情報を随時発信しています。

学内FD委員会において男女共同参画推進室の取り組みを発表

平成24年11月29日 FD委員会で男女共同参画推進室副室長の上田悦子教授が、「高専における男女共同参画推進 ~機構全体事業と本校独自事業~」 と題して、男女共同参画推進室の取り組みを発表しました。

お問い合わせ

奈良高専

ダイバーシティ推進委員会

  • 〒639-1080
    奈良県大和郡山市矢田町22番地
  • TEL:0743-55-6000(代)
  • FAX:0743-55-6019
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