平成25年度の取り組み
高専女子フォーラムでの本校学生の活動
「高専女子フォーラムin関西」に参加した情報工学科4年 上垣鮎香さんが感想を寄せました。
情報工学科4年生 上垣 鮎香さん
今回のフォーラムに参加して、自分がこのプロジェクトでどれだけ成長したかを改めて実感することができました。今回、私は、奈良高専が実施した「高専女子ブランド発信プロジェクト」の目的、活動内容などについてポスター発表しました。中学生・保護者に対しての発表では、私たちが苦労して作った「高専女子百科Jr」という冊子が役に立っていることや、高専に興味を持ってくれる女子中学生が増えていることが分かりました。また、企業の方に対する発表では、高専女子の強み、特長を発見することができました。
フォーラムに参加し始めてから、あっという間に1年半が経ちました。これまでに4回の発表機会をいただきましたが、今回は、他高専の先生、企業の方から「ずいぶんと成長したね!」と言ってもらうことができました。私は、昨年から奈良高専の学生リーダーをさせてもらっています。活動の中でメンバーをまとめる大変さや、モノ造りの楽しさなどを体験し、たくさんの能力を身につけることができました。そのことを発表で伝えることが出来たと思います。
私だけでなく、後輩たちもこの活動を通じて、どんどん成長していることを見ることができました。このフォーラムで、私たちが成長できたのは自分たちの力だけでなく、先生方や、事務補佐員の方々、また、何よりも励まし合えるメンバーがいてくれたからなんだな。と思いました。フォーラムで発表できたことは私にとって大切な宝物です。
明石高専・近畿大学高専・奈良高専 女子学生交流会の開催
明石高専・近畿大学高専・奈良高専 女子学生交流会が、1月26日、近畿大学高専を会場として開催されました。
この交流会は、
1.女子中学生に対する広報活動の新規アイデア抽出
2.女子学生グループの活性化
3.将来にわたり女性技術者として活躍するためのキャリア教育
を目的として開催されたもので、本校から女子学生7名、教員3名が参加しました。
本校の藤田教授による「高専女子ブランド発信事業を通じた女子学生の育成」についての講演の後、各校の女子学生による高専祭や女子フォーラム等での活動報告が行われました。
その後のグループ討論では、女子中学生に向けて高専女子を発信するための取組について活発な議論が交わされました。
学生向けキャリア支援講座の開催
本校の学生及び教職員を対象とした学生向けキャリア講演を、2月6日に開催しました。 講師の香川高専 内田由理子教授は、学生の転職の相談をきっかけに、高専女子卒業生の研究に取り組まれています。「男女共同参画時代を生きるために高専生が今、知っておくべきこと」と題して行われた本講演会は、卒業生のキャリア形成の実例を交えながら、女性技術者として活躍し続けるために学生時代に何をすべきか、また、卒業後の働き方やパートナー選びに至るまで、人生のさまざまなシーンでのアドバイスが込められた内容でした。 参加した学生からは、「女性の目線からの講演で将来のことを考えるきっかけとなった。」等の感想が寄せられました。 本講演会の学生の参加者34名のうち15名が男子学生であり、女子学生だけではなく、男子学生の関心の高さがうかがえました。
内田由理子教授
講座の様子