高専の取り組み

平成24年度の取り組み

女性教員比率向上に向けた取り組み

高専教員職体験(インターンシップ)の企画

国立高等専門学校機構では、科学技術分野での男女共同参画を進める取り組みの一環として女性教員比率の向上を図るため、特に新規採用教員に占める女性の比率を当面20%以上とすることを目標としています。

高専教員職についての情報発信や、研究職希望の女性の進路としての高専教員職へ興味を持っていただけるよう、ポストドクターの女性、大学院博士課程(修士含む)在学中の女性、博士号を持つ社会人を対象とした女性高専教員職体験インターンシップを企画し、全国の大学、研究機関にポスターおよびチラシを配布し、応募を呼びかけました。

高専教員職説明会を実施

国立高専機構では、女性教員比率向上を図る取組の一つとして、大学が実施する学生に対するキャリアガイダンスに出向き、情報提供を行う取組を実施しています。
本校では、その一環として1月9日に奈良女子大学において「高専教員職説明会」を行いました。

この説明会には、同校上田悦子男女共同参画推進室副室長他、群馬高専の吉田はん准教授、宇部高専の廣原志保准教授が参加し、高専教員は教育だけではなく研究活動も活発であり、研究を続けたい女性にとって魅力ある職業であることが説明されました。参加者からは「高専についての説明会は初めてで仕組みがよくわかり、進路選択の視野が広がった」等の感想が寄せられました。

説明をする上田男女共同参画推進室副室長

女性研究者研究活動支援事業の利用

< 研究支援員の配置>

文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」により、本校女性教員1名に対して研究支援員を配置しました。

この事業は、育児・介護のため、研究に十分な時間を確保することが困難な研究者等に研究支援員を配置し、研究の支援を行うことで、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら継続して研究を行うことができるように支援する制度です。

就学・就業環境改善の取り組み

就学・就業環境をより快適にしたい女性のためのランチミーティングを開催

本校に在籍する全女性を対象に、「修学就業環境をより快適にしたい女性のためのランチミーティング」を2月26日~3月1日の4日間開催しました。女性教職員・女子学生合わせて17名の参加があり、年齢、職種にとらわれない率直な意見が出され、男性教職員、男子学生、保護者や来客も快適に過ごせる環境整備への意見が数多く出されました。

参加者からは「今まで思っていたことをやっと声に出せてよかった」と取組に対する感想もあり、ニーズに基づいた今後の修学就業環境整備への第一歩となるものでした。

今回のミーティングでの意見交換を受けて、今年度は、トイレのペーパーフォルダを棚付のものに変更しました。

様々な意見が出されたランチミーティング

トイレのペーパーフォルダを棚付のものに変更しました

女子学生更衣室の防犯・安全対策を施行しました

暗証番号制のドアに変更し、誰もが快適に過ごせる環境を整備しました。
安心できる更衣室となり、学年を越えた交流も活発になっています。

男女共同参画を考える取り組み

ワーク・ライフ・バランス講演会の開催

3月1日にワーク・ライフ・バランス講演会を開催し、教職員45名が参加しました。

「ワーク・ライフ・バランス入門~肩の荷が少しおりるヒント~」と題し、同志社大学政策学部教授川口章氏を講師に迎え、ワーク・ライフ・バランスの必要性やメリット、他国との比較についての講演の後、グループ討論が行われました。その後、発表されたひとつひとつの意見に対し川口教授からアドバイスがあり、他の参加者の意見を共有でき自身の参考になった、との感想も聞かれ、好反響でした。

講演をする同志社大学川口章教授

informationボードの設置

男女共同参画推進室では、校内にinformationボードを設置し、男女共同参画に関する情報を随時発信しています。

学内FD委員会において男女共同参画推進室の取り組みを発表

平成24年11月29日 FD委員会で男女共同参画推進室副室長の上田悦子教授が、「高専における男女共同参画推進 ~機構全体事業と本校独自事業~」 と題して、男女共同参画推進室の取り組みを発表しました。

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お問い合わせ

奈良高専

ダイバーシティ推進委員会

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